サマーウォーズが好きだと言うのを定期的に言いたい(でもそこに一瞬ためらいがある)について


自分はサマーウォーズ好きなんです、よ!

オープニングのキングカズマのシーンのテンポと音楽にウオオオ! ってなって、そのワクワクのテンションのまま最後まで突っ走れる映画だと思ってて。あの音楽が好きで、タイトルテーマも好きで、背景がすごくて、そもそもバーチャルリアリティーものが好きで(しかも久しく見てない気がす…あ、インセプ!)、ほんであの世界の守り主が「ジョン」と「ヨーコ」っつーのも「わははオイオイいいのか」っておかしくて、畳にスパコン繋いで親戚中の端末繋いで、の、BLAME!で霧亥がセーフガードの死骸に線繋ぎまくってたみたいなのも好きで、うわーこれ花札のルール知ってたらもっとこれ面白かったんじゃないか!? って悔しくて、劇場に見に行ってなかったのもほんと悔しくて、ドイツの男の子のくだりとかそりゃ泣いてしまう、そんで貞本絵で「気弱な男の子が女の子に助けてもらう」系の話じゃないのが「やるな!」という感じで、あとまあ理侘…ってニヤニヤしたりね、してたの!
あんなにネットであの親戚のありようなどを嫌われていると、フェミ的にもアウトなのだと、知って「あらら!」とビックリしてしまった。なるほど、突っ込もうと思えばたしかにそうだ…と思いながら、なんで自分はそれに引っかからなかったのだろ、鈍かったのか? と自問すれば、「だって、あれは、フィクションじゃん…」ともぞもぞ言う感じになってしまう。白雪姫や眠れる森の美女やセーラームーンに今更怒らへんように全然別次元の話だと思ってたんだけど、違うかった。
でも、サマウォが好きだと言うこと、が、イコール「絆」や「結婚し子供を持つことが正しく幸せである」を言う「おれたちの敵」になる訳じゃない、自分はその支持母体になるつもりもないんだと言ったり思ったりして、細田作品がテレビで流れるたびについったが一瞬きびしい感じになるのを見ながら「でも自分は相変わらずサマーウォーズが前述の理由で好きなのだと言いたいな」と思っている。ので書いた。後半主語と述語が迷子ですまん。
いよいよ自分のゲキリンに触れてしまうんじゃないかと思い「おおかみこども…」は未見。