短いものほど面白い

大寒の埃の如く人死ぬる



すげーな高浜虚子
「埃の如く」!「人死ぬる」!


結局日本語で一番強いのって俳句なんじゃないかと、2010年にもなって思っている。

ツイッターは気に入ったつぶやきに星を付けておいて後で見返せる機能がある。私は自分でつぶやくよりも人の面白発言を収集することを専らとしてツイッターにハマっているのだけれど、時々その自分で作った傑作選を見返していると、文章が短いものほど面白さが長持ちしている気がする。
昔から大喜利の答えは短い方が面白いとは思っていた。摩邪のネタに「長いんだよなあ」とよくおかんと突っ込んでいた。
考えてみたら詩やコピーを作るというのは普通の文章から必要なエッセンスだけ抽出する作業なのだから、強いのは当たり前なんすけどね!
これが小説になると途端にヘタなアメリカンジョークみたいになってしまうのが残念の極み。
最後を気の利いたセリフでオチにしてやろうとすると、絶対アメリカンジョークになるからあれは止めたほうがいいと思う。
ポエム以外も読みたいよ俺は。