複雑な雨粒のみに当たりたい

ネットでちらっと聞いて、お、これは、と思ってCD買うたら、これはと思ったやつ以外なんかみんなこれは久石譲か?的な…オォイイイージーリスニングかよ…

ピアノの曲でさ、右手が殆ど単音でやけにそれがメロディアスというかドラマチックというか、だと途端に安く聴こえて悲しい。久石譲は好きなんだけど、ひょっとしてみんな今こうなのか、と思うとちょっとな。スカイクロラ草薙水素が主人公に抱きついて泣いてるシーンでジャーン! って感じで川井憲次の音楽が鳴ったときにも「うわださっ」て…何でしょうこの「ドラマチック=ださい or やすい」…
今はすっかり慣れたけど、エヴァの「別れ際にさよならなんて悲しい事言うなよ」って言ってるあたりで流れる音楽も(セリフがすんなり出るあたりがいたい)、初めて聴いた時「ここだけ急に通俗というか古いな…」って思った覚えがある!
ださいとは思わなかったけどキル・ビル1でオーレンイシイとの対決のシーンで流れた音楽もすごく唐突に日本的で驚いた。尺八とか三味線とかじゃなく、メロディアスさとか挿入のタイミングが非常に日本のドラマにありそうだったの。例えばキル・ビルだとキドーがターゲットを目の前にした時に必ず流れる音楽とか、有名な布袋寅泰のあのテーマとかあるけど、それに対しては違和感がないし、日本も連想しない。ふしぎ…